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シグマ APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO のマクロ機能を使ってみる


シグマ APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

実は、このレンズについているマクロ機能の使い道がよく分かっておりませんでした。このレンズは200-300mm域に焦点を合わせ、かつ先端の鏡筒を1.5mの目盛りにまで回すと、ノーマルからマクロにスイッチを変えられるようになっています。

よく見かける解説によると近接撮影ができるということなのですが、被写体に対する距離が1.5m以上の場合には、ノーマルモードとマクロモード両方で撮れるので、どこにどう違いがあるのかがよく分かってなかったのです。

そういえば近くの物を撮ろうとすると200mm−300mm域だと焦点が合わないなぁ、こういうときはマクロモードに切り替えると焦点が合うようになるのかなぁという程度の認識でした。

そこでマクロの用途をハッキリさせるために、まず300mmのマクロモードで被写体にピントを合わせてから、ノーマルモードに切り替えられる所まで300mmのままズームの鏡筒を回してみました。目盛りが1.5mの位置まで来るとロックが外れてノーマルモードに切り替えられるようになったので、ファインダーを確認してみると見事に被写体がボケていました。

ノーマルモードですと1.5mより以下はロックがかかっていて、このままでは被写体にピントを合わせられませんので、再びマクロに切り替えて、ロックを外さなければなりません。ロックを外すとまた以前のように1.5m以下に鏡筒が回りますので、ピントが合うようになりました。

どうやらこの1.5mという数字が、被写体との距離を表しているようです。0.95まで目盛りがありますので、被写体に対して95cmまで寄れるということでしょうか。そういえば昔使ってたコンデジはもっと寄れたかなぁ。ちなみにシグマのこのマクロ機能は俗に「なんちゃってマクロ」とも掲示板で呼ばれているので、これが限界なのかも知れません。

とりあえずこのちょっとした手探りで、ノーマルモードの時は被写体との距離が1.5mより近いと焦点が合わなくて撮影できないということと、マクロモードに切り換えると被写体に対して95cmの距離まで寄って撮影できるということが分かったので、ひとまず良しとしました。

せっかく特殊な機能がついているので試さない手はないということで、マクロで撮ってみました。